拝受 『紫明抄』所引『帝王略論』について
2010-07-12


会田大輔、『紫明抄』所引『帝王略論』について、『国語と国文学』平成二十二年三月号、2010年。

 東洋史を専攻する会田さんからいただいた。ありがとうございました。
 『源氏物語』の注釈書である素寂撰『紫明抄』に引用された唐代の『帝王略論』をめぐる研究。素寂がいつどこで『帝王略論』をみたのかをおっていく。そして彼との関わりが濃厚に推測できる北条氏の金沢文庫で閲覧したのだとすれば、それは1270年から1276年の間であったのではないかとする。推論を重ねてはいるが『帝王略論』や金沢文庫の研究からみてユニークな論文である。
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