『唐研究』 第15巻・「長安学」研究専号、2009年。
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「新史学」的手法が多様になりつつある様子がわかるほか、史料論としておもしろいものもあって、どれも興味深いタイトル。
朱玉麒(主編)『西域文史』第3輯、2008年12月。
孟憲実、羅新先生のほか、広中智之、吉田豊、森安孝夫三先生の題目にひきつけられる。
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第4輯にはカシュガル出土の胡人像の研究があるようである。
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北京大学中国古代史研究中心
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新疆師範大学西域研究中心
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上の学術誌を刊行する両大学センターサイトともに豊富な学術情報を公開する。とくに北京大学ではかなりの論文がPDFで提供されており、有益。
かつて中国史の研究情報は日本にいる方がかえって早く収集できるなどと言われていたが、そういう時代は終わった気がした。日本でここまで緻密に情報を集約したサイトをつくろうとすれば、短期間のうちでの博論執筆や言語習得を課せられた院生の貴重な労力を犠牲にするだろう。
しかし、個人が個人の意志でネットに情報を発信していけば、その総量はこういう単体サイトをゆうに凌ぐ意義をもつような気もする。
2サイトの充実ぶりをみて、日本で中国史を研究(教育)することの意義や情報発信していく意義について考えさせられた。