新収 史学雑誌 第119編第9号
2010-10-22


『史学雑誌』第119編第9号、2010年9月

堀内淳一、北魏における河内司馬氏―北朝貴族社会と南朝からの亡命者

魏晋南北朝いずれの時期にも関わる横断的な存在として、また南朝からの亡命者として司馬氏に注目している。今後どう展開させていくのか非常に興味深いテーマ。ただ北朝を「貴族社会」とよぶのには事前に一定の説明が必要な気もする。

 今年の史学会の概要が関連のブログでまだ紹介されてないようなので、宋代くらいまでのものを今回だけ抜粋してみる。(自分は別用で残念ながら拝聴できません)

11月6日(土)
 シンポジウム「越境する歴史学と歴史認識」
  古畑徹、渤海国をめぐる日中韓の歴史認識
11月7日(日)
 部会・東洋史部会
  会田大輔、令狐徳〓等撰『周書』の北周像の形成―隋唐初のゥ史史料との比較を通じて
  福永善隆、内朝の形成―宮中ゥ官の変遷を中心として
  藤野月子、和蕃公主の降嫁における儀礼について
  林美希、唐代前期における北衙禁軍の展開と宮廷政変
  鄭東俊、古代東アジアにおける律令の伝播と変容についての試論―高句麗・百済律令における所謂「泰始律令継受説」をめぐって

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