2011-11-19
奈良国立博物館(編)『第63回「正倉院展」目録』、2011年10月。
毎秋開催される正倉院展。毎年、展示物が異なるので、いついっても大体、初めて実見するということになる。近くに住んでいれば何度でも行きたいのだが、自分は今年で3回目。
今年の目玉は蘭奢待(黄熟香)、金銀鈿装唐太刀あたりであろうか。酔胡王面もおもしろい。
正倉院遺物はそのものだけでなく、かつて作成された目録や記録が残されていて、由来がよくわかる。また日本古代史だけでなく東洋史の視点から見ても興味深いものが多いことはこれまでの研究史にもあきらかである。いくつかの公文書にも興味深いものがあった。あまりに忙しかったので心に余裕がなかったのだが観覧を促してくださった先生にあらためて感謝。
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