新収 文物と遺物の境界
2012-01-23


籾山明・佐藤信(編)『文物と遺物の境界−中国出土簡牘史料の生態的研究』、六一書房、2011年11月。

 調査編と研究編の二部に分かれ、合計13点の報告・論文が載る。主に漢代の出土簡牘史料に関してとくに書式・形式・形態などに関する最新の成果がまとめられている。
 表紙のデザインは月面上に理系の書籍にあるかのようなグラフが描かれているのだが、そのグラフにはところどころに本書に関係する言葉がちりばめられていて、なんとも奇妙。
 個人的には興味ある内容だが、そうそう売れない本だと思って購入したら、その本ですか、この本はずいぶんとたくさんと売れたんですよ、とのことであった。

セール中だったため、池田雄一(編)『奏〓書−中国古代の裁判記録』(刀水書房、2002年11月)も購入。
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